おじさんの生態 ~食事編~
そこは駅前、和風レストラン。今宵も都会を生き抜いたサムライ(通称:おじさん)が、傷ついた肉体を癒しにやって来ます。その数、ざっと8人。…私はカレイの煮付けを頬張りながら、その8人のサムライを観察することにしました。すると、いくつかの共通点があることを発見したんです。
其の一『他人との接触を嫌う』 彼等は皆、単独での入店。店員さんに何を言われてもムスッとした返事。肩が触れても会釈程度です。サムライは群れることを嫌う孤高の存在。ライク ア ロンリーウルフ。すぐ群れを成して騒ぎたがる軟弱な若造共に見習って欲しいですね。
其の二『お茶をよく飲む』 茶の湯の心なのか何なのか。食中食後、とにかく頻繁にお茶を飲みます。やめておけばいいのに熱い湯のみに口をつけ、「アチッ」と小声を出している姿がよく見受けられました。
其の三『なかなか席を立たない』 私が席に着いた頃には既に食事を終えていたそのサムライは、私が席を立つときも全く同じように居座っていました。その間、約1時間。もしかしたら禅の境地に到達していたのかも知れません。
其の四『表情に出さない』 サムライ達は黙々とうつむき加減で食事をします。しかも美味しいのかマズイのか、その表情からは全く読み取ることは出来ません。余計な事も口にしない。男は黙って背中で語れ。ペチャクチャ喋りながら食事で一喜一憂する若い女性に見習って欲しいものです。
其の五『奇怪な音を発する』 爪楊枝をくわえながら「チッ」という音を発するぐらいは、まだまだ可愛いものです。どこをどうやったらそんな音が出せるのか。その必要性はあるのか。全くの謎です。ジャングルに棲む昆虫のように威嚇しているのか、もしくはヒューマン・ビート・ボックスのモノマネなのか…。
今回、改めてサムライ(おじさん)は年齢だけの問題ではないことが分かりました。また観察し、報告します。
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