「神様が私をお見捨てになりませんように」
「神様が私をお見捨てになりませんように」
パスカル Pascal, Blaise <哲学者、数学者、物理学者>
わずか十六歳で『円錐曲線論』を唱え、『パスカルの定理』をも発見した早熟の大天才。また、瞑想録『パンセ』の中の「人間は1本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である」という言葉でも有名ですね。
パスカルは卓越した科学的知性の他に、極めて瞑想的・神学的知性をも兼ね備えていました。彼の人生は、「小さい頃から神童扱いされてきたバリバリの理系クンが、勉強してもちーっとも心が満たされないことに気付き、理性では解明できないことを信じることにした」という、スケールの差こそあれチョットどこかで聞こえてきそうなモノ。実際、1654年ポール・ロワイヤル修道院の客員になり、イエズス会、ローマ教皇庁と対立する宗教運動(ジャンセニスム)に身を投じ、理性に対抗する「信仰」を強く弁護し執筆活動を行っています。
TVでよく目にする「科学絶対信奉者vs非科学的現象肯定者」といった図式での討論も、お互いに逆の立場になって、自分自身がソレで幸せかという観点で考えると、もぅ少し寛容な結論が導き出せるかも知れませんね。
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