「私の名前を次の時代のために」
「私の名前と思い出は、思いやりのある演説と、外国人と、次の時代のために伝え残すとしよう」
フランシス・ベーコン Bacon,Francis <政治家、哲学者>
史上最も偉大な作家と讃えられ、英国人の誇りであるウィリアム・シェイクスピア。実はその正体はフランシス・ベーコンだったという説をご存知でしょうか。シェイクスピア個人の情報が少ないことに加え、あれだけの作品は高度な教養がなければ書けないということで、学術的にも議論されています。
それはさておき、実際ベーコンの教養は相当なものだったようです。ケンブリッジ大学に学び、弁護士を経て下院議員に。貴族にも列せられ、カンタベリー大主教に次ぐ第2位の大法官にまで上り詰めるというエリートぶり。しかし、収賄のかどで投獄され、晩年は雪の防腐作用の実験をしていたら病気になり死去。
彼の考えは「知は力なり」と言う言葉に如実に表れています。法則から事実を予見するアリストテレス的演繹法に対し、実験や観察から法則性を発見する帰納法を提唱しました。やがてその思想は、ロックやバークリに引き継がれ、イギリス経験論という大河となっていきます。
政治家としても、哲学者としても超一流のベーコン。シェイクスピア作品が本当に彼の手によるものだとすると、この言葉にも何か違う趣を感じますね。
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コメント
シェイクスピア複数説は聞いたことがあったけど、まさかF・ベーコンがシェイクスピアだという説があったとは・・・。
英国特有の『古き良き時代』をしのぶ潜在的な意図の表れかもしれませんが、面白い学説ですね。
日本の光秀=天海説も面白いですが、こちらはスケールの大きさでは一枚上だなぁ。
投稿: 那由多 | 2008年2月22日 (金) 09:39